初の車生活

以前アメリカに住んでいたので、カナダに来て生活文化的に真新しいことはそう多くないのだが、たまたま今の仕事の都合で、これまでと違うライフスタイルで過ごしている。

その一つが車の運転。これまで都会で暮らしていたので、車は不要であったのと、個人的に運転は怖くて、私は車の免許すら持っていなかった。

ようやく40歳の時にID代わりに実家近くで取ったが、すぐ東京に越したので運転しないままでいた。

ところが、広大なカナダに来たら運転は必須。生活・仕事の場はトロント市街地でなく郊外なので、どこに行くにも車がいる。とにかく広い。コーナーストア(日本で言う近所のコンビニ的な店)でさえ、徒歩では遠い。そんなわけで私の人生初の車生活が始まった。

ドラッグストアのドライブスルー
ここは、冬場はマイナス二桁が日常なので、そういう意味でも車が要るのだろう。

ファストフードにドライブスルーがあるのは今や当たり前だが、こちらでは銀行(ATM)や薬局(処方箋授受)などにもドライブスルーがある。

それらを設置できる広い土地があり、車社会であることに加え、寒い時に車から降りずに済むからかもしれない。そういや多くの車のシートにはヒーター入っているもんね。

カナダに来てから、途中長く日本滞在したり冬道運転を避けていたりで、運転歴は通算でやっと2年くらいかな。最初は怖かったけど、やっと最近「楽しいかも?」と思えるようになってきた。

また、車利用のメリットは頭でわかっていたが、実際そういう生活をしてみると、その便利さを実感。荷物をたくさん運べることはもちろん、私はよく犬の浪人を乗せて出かけるし、天気が悪い時の外出は車があると助かる。

意外なポイントで気づいたのは、運転中は一人の空間を楽しめるということ。考え事をしたり、好きな音楽かけたり、最近はちょっと余裕出来てきて、信号待ちの時おやつ食べたり写真撮ったり。

田舎に行けば、野に咲く花や野生の果物を発見して停まったり、美しい夕日や紅葉や雲のために停まったり。自由に動けるという解放感は大きなメリット。

そうやって楽しめているのも、今のところ、郊外・田舎限定で運転しているからだろう。私の運転にはまだ課題があって、それを今から少しずつ克服していくところだ。

ひとつは、ハイウェイ。カナダは広いので、ハイウェイ利用がごく日常的。日本の一般幹線道路的存在なので、基本的に高速料金はなし。しかし、人口の多いトロント界隈は車線も交差も多く常に混んでいるので、私はまだ怖くて運転できず、もっぱら北(田舎)に向かうシンプルなハイウェイのみ。

それから、トロント市街地。人や信号が多いことに加え、一方通行と路面電車の通りも多いので、これもまだ。そうそう、空港も。友人の送迎ができるようになりたいが、出発・到着口は出入りが激しい!

そして雪道。これまでの冬は運転を避けたが、さすがに今年くらいから練習しないと。そのために会社貸与の車も四駆の大きなバンに変えてもらったから。

それでも日本で運転するよりはいいんだろうな。日本は道が狭いし、人に自転車、路駐車、電柱、信号守らない老人(笑)等々、障害物が多くてあまりにスリリング。

こちらの郊外では、曲がる際に「巻き込み注意」で振り向くが、人がいた試しがない(笑)左右逆で混乱する、ということもあって、今のところ私は日本に帰国した際は運転しないでいる。

ということで、車生活に慣れていっている最中。慣れた頃が危ないというから、常に初心者のつもりで運転しないと!

~ここから番外編~

車=一人の空間ということは、一人カラオケするにももってこい(笑)単なるBGMとしてならラジオか洋楽を聞くことが多いけど、カラオケとなったら80年代歌謡曲かバンドブーム時の曲でしょう!最近のマイブームはレベッカ。やはり、この時代の曲は歌詞憶えてるし!

よく聞く曲のひとつはこれ。このNokkoのパワー!古いんだけど、今時の音楽シーンと比べるとなぜか新鮮さと純粋さを感じるなあ。

プライベートヒロイン@早稲田野外ライブ 1985



それから車内カラオケと言えば、、、アメリカで人気の『カープールカラオケ』シリーズ。先日ミシェル・オバマも登場して話題になったけど、一緒に車で歌ったら超楽しそうなのはジェニファー姐さんかな!(英語のみ)


途中でレオナルド・ディカプリオに携帯テキスト送るとこ、面白い!

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